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1988-01-01から1年間の記事一覧

[解説:2005.06.07]

元は紙の雑誌に載った原稿を2001年に日経BPのサイトに再録してもらった。ところがそのサイトもなくなってしまったので、またこうやって……。なんでかというと、この原稿、好きなんである。もちろん少々恥ずかしい部分もなくはないものの、僕がこういう仕事を…

[解説:2001.09.20]

今週も先週に続いて再掲載、といってもこれが最後である(たぶん)。今回は1988年の夏に書いたもので、今でいうオンデマンドパブリッシングについての原稿。とはいえ、予測を目的としたものではなく、消費者としての「こうなっていて欲しい」という希望を実…

キャプション類

本屋さんから本棚が消え、ヴィジュアルを中心とした本や雑誌と端末が並ぶようになる。 横組みの小説なんてのも悪くない。 体裁を本屋さんの店員(ブック・インストラクター?)と相談して、自分好みのものにしてもらう、なんてこともできるようになるといい…

「電脳都市」の本屋さん

例えば週に1度、電話回線で出版社のホストコンピュータにアクセスする。最初に出て来るのは「今週の新刊案内」というボードだ。 ここには、今週ホストコンピュータにアップロードされた新作の要約が書かれている。これにざっと目を通し、これはと思うものが…

「電子出版」の簡単な実験

と、ここまでは言ってみれば「電脳都市」風の夢物語であり、こういうのはいくらでも書けるわけで、僕の仕事ではない。実際にどの程度のことができるかというのが、僕のテーマであり、DTP界の「暮しの手帖」と呼ばれるのもこの姿勢あってこそ、である(今回は…

新しいスタイルを可能にするDTP

少し長い前書きになったが、今回はソフトウェアとしてのDTPではなく、出版スタイルとしてのDTPの話である。 今まで16ビットパソコン(PC98)の様々なDTPソフトを試して、使いにくいだの遅いだの文句を言わせてもらってきた。それはそれでそれなりに意味のあ…

「電子出版」と『愛のゆくえ』のゆくえについて

『愛のゆくえ』というのは、リチャード・ブローティガンというアメリカの作家の小説のタイトルである。10年以上前に新潮文庫から出ていた。変わった図書館が出て来る話で、それを思いだしもう一度読もうと思って部屋中を探すのだが、それ以来の数度の引越し…