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2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

発想を育てるインキュベーション環境をどう作るか

「発想」あるいは「発想法」などと書くと、何か特別なことのように思われるが、現実に我々が遭遇する「発想」というのはごく小さな思いつき、流行の言葉を使うなら「気づき」に過ぎないと思う。言葉にするなら「あれ?」だろう。その「あれ?」を単なる思い…

独創が創り、平凡が評価する

独創的な人間はいくらもいる。が、その中で社会にとって、あるいは組織にとってプラスの効果を持つ独創的な人間は意外に少ない。生物における突然変異が常に好ましいことではないのと同じように。では「好ましい独創性」とは具体的にどのようなものか、とい…

誰かのために、自分が獲得した知識を共有化する理由

以前いた会社で「情報共有化」について、割と真面目かつ現実的に考えていた時期がある。そこでネックになったのが、情報化コストを誰が負担するのかという問題だ。特定のコンテクストが存在する会話の中であれば数分で喋れることでも、テキストとして書くと…

記憶へのアクセシビリティを確保する

我々の頭に浮かんだ着想や得た知識はいずれ消滅する。どんな記憶力の良い人であっても、その事実から逃れることはできない。故に我々はその知識を外部の紙やコンピュータに書き写し、その書き写されたものを見る・読むことで頭の中に知識を再生成させるので…