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BGMはチャイニーズポップス

はっと気がついたら半年。今週週末のお気に入りは iTunes のラジオ「Mandarin Radio」で、仕事しながらずっと聞いてる。昔、下北沢のタラートという無国籍料理屋の前で、クランベリーズの『Dreams』の中国語カバーを聞いてショックを受けて、でも、それが誰なのかがわかるまでに数年を要した……なんてこともあったけど、ともかくいいのは不思議と聴き疲れしないってことだ。WOWOWなんかで中国映画(正確には香港映画かな)を見かけるとそのまま見てしまったりもするので、それから考えると中国語の発音が気持ちいいからかもしれない。意味がわからないので純粋音として聞けるというのもあるけど。
もう一つの理由はある種の明るさ……ちょっと哀愁のあるノーテンキさというかなんというか。60年代前半(ビートルズ登場以前)に聞いていたアメリカンポップスとかフレンチポップス(フランスギャルとか)みたいなのを聴いているような感じでなんだか不思議。そうそう、そういえば、ここで、Sammi Cheng - Hikaru Utada のコラボレーションで宇多田ヒカルの曲を聴いて「カッコイイなぁ」と思ったのね。今の中国圏の若い人が宇多田ヒカルをどう聴いているかがわかるような気がしたというか。
なんとなく中国の人たちにはまだ未来があるんだな(人々の心理という面に限定すれば)……と思ったりもするわけです。それでチャイニーズポップスを聴くと少し気分が楽になるのかもしれない。