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キャプション類

  • 本屋さんから本棚が消え、ヴィジュアルを中心とした本や雑誌と端末が並ぶようになる。
  • 横組みの小説なんてのも悪くない。
  • 体裁を本屋さんの店員(ブック・インストラクター?)と相談して、自分好みのものにしてもらう、なんてこともできるようになるといい。もちろん、時間はかかるけど。これができれば同じ本を文庫本サイズにしたり、お年寄りのための大きな活字の本にしたり…本というモノの概念も変わるだろう。
  • 打ち出された「本」。これが本と呼べるかどうかは、大いに疑問のあるところだ。それに現段階では仕上がりに比べて、決して安いとは言えないから、価格競争力もない。ちなみに[表2]での印刷原価の合計が約900円になる。これに本屋さんの作業金として600円程度を加えると、1,500円という価格になる。しかし、「いま買わないとすぐに絶版になる」というプレッシャーから解放され、返本にまつわる労力や廃棄処分などの社会的な資源ロスが無くなることを考えれば、それほど非現実的な価格ではない(かなぁ)。
  • テスト台になった作品について。タイトルは「小惑星美術館」、作者は寮美千子さん。小惑星帯(アステロイドベルト)を舞台にした、寓話とも科学小説ともつかない不思議な小説。10月から毎日小学生新聞に連載されることになっている。挿絵とデザインは「画本宮沢賢治」シリーズの著者、小林敏也さんが担当する。
  • そしてそのうち必要になるのが「電子印刷製本機」だ。これは、レーザープリンタコピー機製本機がいっしょになったようなもの。データを送ると、自動的に紙の両面に印刷し、ソーティングしたあと製本までしてくれる……商品名は「BOOKMAKER」という夢の機械だ。本屋さんが全国で何軒あるかわからないけど、全部に設置されるとすればかなり低価格で作れるはずだ。それに他でも充分需要は見込めるのだから。