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天上天下唯我独尊

すいません、変なものを気にして……あ、変なものとか言うと罰が当たるか……まぁいいや。ともかく、これが最近どうも気になるっつうか謎なのです。通説はお釈迦さまが生まれるや否やすっくと立ってこう言った、ですが、もちろん後代の脚色で、研究者によれば最初の説法の時にこういう風に言ったのではないかということなんですが、だからといって何がわかるわけでもありません。つまり、なぜ彼はこんなことを言ったのか、がわからない。

たとえば、同じようなことをAさんが言うと「ふーん」なのに、Bさんがいうと「へぇ〜」になることは確かにあります。もちろん、この場合は、両方とも知っている人であること、つまりは、言うこととやることが一致しているかどうかがわかる状態であるということですね。言行一致の人が「へぇ〜」と思われる可能性は、言行不一致の人が「へぇ〜」と思われる可能性の5割り増し(テキトー)ぐらいはあるだろうという推測は成り立ちます。

となると、この「天上天下唯我独尊」……つまり、「オレはエライ」と宣言することは、聞き手に「キミはボクの言うことをへぇーと聞いてもいいんだよ」という許可を与えているという解釈が成り立ちます。……すげぇ変な言い方をしてますが。

(中断)

なんだか、書いているうちにもっとわけわからなくなってきました(笑)。言いたかったのは、じゃ匿名の場合はどーなるんだろう、ということです。それもコテハンではなく完全な匿名の場合。読み手はそれが誰なのかまったくわからない。何をしている人なのかもわからなければ、その前にどんなことを言った人かもわからない。あらゆるモノから切り離されて発せられた言葉が力を持つとしたらその源泉はいったいどこにあるのか、ということなのです。