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本(書籍)は単独で存在しているわけではない

本は世界を何らかの視点から記述したものである。と、とりあえず定義するなら、一冊の本で世界がわかる、などということはありえない。ごく限られた分野だとしても、数冊あるいは数十冊の本を読んで初めてなんとなく全体がぼんやりと見えてくる、程度だ。しかも、一度でその本のすべてを理解することもできない。よって、自宅に本を積み上げざるを得なくなる。買って読んで新古書店に売って……というわけにはいかないのだ。まぁ、そういう本が圧倒的に多い、ということはあるにせよ。