NHK-FMでは時間の流れが停止している

テレビをまったくと言っていいほど見なくなった。1980年代の中頃から1990年代の中頃に掛けてもそうだったのだけど。で、なんとなくラジオを聞く。それもNHK-FM。よくわからんが、この放送局、「今、世の中でどんな音楽が流行っているのか、好まれているか」についてはまるで関心がないかのようだ。民放なら「懐かしいですね」の一言が入らないわけもない、1970年代の曲もまるで昨日の曲のように何の説明も感慨もなく平然と掛ける。この数ヶ月で久保田早紀の『異邦人』を何回聞いたことか。ここまで来ると野暮を遙かに超えて乙の領域に入っているのではないか……というような評価もたぶん「どーでもいい」と思ってるんだろうなぁ。ほとんど解脱の境地。涅槃に入ってるんじゃないか。
と、私も10数年前に買ったCDプレイヤー付きラジオで聞いているのだから、あんまり他人のことはとやかく言えない。