約150冊，2000円。

昨日，近所の古本屋……と言ってもビデオもゲームもＣＤも扱っているのでTSUTAYAの中古版のような……に本を引き取ってもらった時の金額。１冊約13.33円。買ったときの平均価格を１冊1333円だとすると1/100ということになる。

なぜそんなに安かったのかというと，『HTMLハンドブック』だの『初めてのXML』だの『CRMからCRE』だの『コミュニティ・オブ・プラクティス』だの『だれが本を殺すのか』だの，旬を過ぎて棚に並べても売れない本がほとんどだったからだ。で，僕にしてもこれ以上スペースを占有させておくだけの価値もないという判断で処分してしまったのだから，別にこれといった感慨があるわけでもない。

でもね，「ほんとにこれでいいのかねぇ」という気はするわけです。書物原理主義的な立場からするなら「本（書籍）というのは，いつでもアクセスできるように自分で購入して自分の書棚で保管しておくもの」のはずだから。こんな風に，買ってパラパラ目を通して邪魔になったらすぐ処分……ってのはどうなのかしら，と。

でも，それが出来ちゃうということは，それが出来ちゃう本でしかない，というトートロジー（「自衛隊は非戦闘地域に行く。非戦闘地域とはどこか。自衛隊が行くところが非戦闘地域だ。」みたいなもん）でもあるわけで，となると，本は誰かに殺されたわけではなく，自分で死んだんじゃないの，ということになるんだけど。