摩天楼に未来はない

もちろん，個人的な見解……っていうよりは露骨に趣味の問題です。単に「高層ビルが嫌い」という。しかしながら「なんで？」と聞かれてもうまくは答えられないのです。好き嫌いに理由はないのはあたりまえだけど。でも間違いなく挙げられるのは「見ていて不安感を覚える」ってことですね。あと「セコイ感じ」とか「古くさい」とか，あんまりプラスのイメージがないのです……自分が変人であることを白状しているだけかも。

摩天楼が未来の代名詞だったのはエンパイアステートビルが竣工した1930年代です。で，最近の高層ビルトップテンといえば，中国が６つ入っていてシェアナンバーワン。つまり，高層ビルを未来の指標と考えるならば，間違いなく未来は中国にあることになります……が，内陸地域と沿海地域の所得格差の問題や，成長といっても半分はバブルだろうとか，化石燃料の消費量の驚異的な伸びとか，一昔前の日本と同じで，そういうのってもう未来の指標にはならないんじゃないの？と思んですよ。

じゃ，キミの考える「未来」ってどんなもの？　それは明日。

※写真と文章には直接の関係はありません。