生活空間倍増計画は何処へ？

正確には「生活空間倍増戦略プラン」なんだそうだが、言い出しっぺはかの真空総理と呼ばれた小渕さんである。当時はさんざん言われたし名総理かというと……面識がないし事情もよくわからないので何とも言えないのだけど、でもまぁ、次の（若い人は選挙に行かず寝ていてくれたほうがいい）の人とか、その次の（自衛隊が行くところが非戦闘地域だ）の人に比べると（生活空間を倍増すれば内需も拡大するだろう……と言ったかどうかは記憶にないけど）のこの人のほうが、ここだけに限定すれば良かったんじゃないかと思う。

経緯についてはここにあるし、小渕さんのスピーチの記録はここにあるので、ヒマがあったら見てみてください。

この話にはもちろん批判もあったようですが、しかし「内需を拡大すべきだ」と念仏のように唱えてばかりいるよりは、はるかに具体的なプランだと思うんですけどね。実際、僕なんか「ふーん、そうか、今のスペースが倍になったらあれもこれも置けるな」と懐具合を無視して考えちゃいましたからね。いまなんかスペースがないから本も買えないという状況に陥っているわけで……。

しかし「空間を倍にするためには超高層マンションになるけど、それでもいいか」と問われると正直困ったりします。高所恐怖症だから（笑）。というか、東京なんかに集中させるから高層ビルになるわけで、地方分権を現実的なものにするために、いっそ霞ヶ関を分割して日本中にばらまいたら、高層ビルなんか不要だろうと乱暴なことを考えたりもするわけです。そうすれば新幹線や高速道路や光ファイバーにも必然性が出てくるし、お役人を追っかけてそれぞれ企業も地方分散するはずで地方に人が戻るから活性化するはずです。

どんなもんでしょ？

※写真はうちのリビングの液晶テレビ（ほんと）。画面サイズはいまどきのケータイとあんまり変わらん……