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銀行の金庫で野菜を作る話

NuDI2005-01-09


今朝の朝日新聞に載ってた記事。工場で農作物を作るというのは僕らぐらいの世代だと、小さいときに「21世紀はこうなる」みたいな未来予測イラストレーションを見て、「へぇ〜〜」と心の中のへぇボタンを押したもんだし(嘘)、実際に水耕栽培のトマト工場やレタス工場は稼働しているんだから、そんなに目新しい話でもない。面白いのはそれが銀行の金庫跡だということ、やってるのが[ソニーキヤノンなど約30社が出資してつくった転職支援会社の「関東雇用創出機構」と人材派遣大手のパソナ]だってことだ。

農業は第1次産業、工業は第2次産業、情報・サービスが第3次産業だけど、現在の「不況」の根本原因は第2次産業での余剰雇用を第3次産業で吸収しきれないことにあると僕は思ってるわけです。これができないと失業率は下がらない、将来への不安も消えない、故に内需も拡大しない、そうなるとビジネスはどうしても蕩尽型産業=第4次産業=死の産業=軍事産業)に目が向いちゃったりもするわけです。

しかし、1→2→3と来て4ではなくて1に戻る……のか、と。面白いでしょ?