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 空が黒く見えた日

昨日は台風一過で雲一つない青空が広がるいわゆる「いい天気」だった。でも、代々木駅のホームから何気なく空を見上げたら、空が黒く見えて変な気分になった。「黒く」というのはもちろん少々オーバーだけど、でも「変な気分」にさせるには十分な色だったのだよ。「この大気の層がなくなる上空には漆黒の宇宙が拡がってるのね」的な気分。「宇宙飛行士たちが帰還すると誰もが少し宗教的になるのがわかる気がする」的な気分。

それで、「限りなく透明に近いブルー」というフレーズを思い出した。そうそう、この場合の「透明」は白(明)ではなく黒(暗)なのだ。



上の写真は翌日(2005年7月29日)に、ほぼ同じ場所から撮影したもの。両方とも補正は掛けていないが、空と影の面積比が異なるので完全に同じ撮影条件とは言えない。でも空の色はたしかにこんな感じで違っていた。

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